日本-フィンランド外交関係樹立100 周年記念上映会『東方の記憶』

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初代駐日フィンランド公使の足跡を題材にしたドキュメンタリー作品の上映とトーク・セッションをとおし、外交関係の樹立から100年を迎えたフィンランドと日本の関係を原点に立ち返って振り返りつつ、今後を展望します。

上映後トーク:
    – ニクラス・クルストルム監督
 - マルティ・カルティネン監督
 - アンナ=マリア・ウィルヤネン (フィンランドセンター所長)
 - 司会:春名 展生 (東京外国語大学准教授)

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開催情報

tufscinema1025Finland02-02日時  2019年10月25日(金)18:00開映(17:30開場)

会場  東京外国語大学 アゴラ・グローバル プロメテウス・ホール

プログラム

  • 映画『東方の記』本編上映
  • トーク:

    ※本学日英通訳・翻訳実践プログラム大学院生による同時通訳付き
    –  ニクラス・クルストルム監督
    –  マルティ・カルティネン監督
    –  アンナ=マリア・ウィルヤネン (フィンランドセンター所長)
    –  司会:春名 展生 (東京外国語大学准教授)

その他  入場無料、申込み不要(先着501名)、一般公開

主催:東京外国語大学TUFS Cinema
後援:フィンランド日本協会、フィンランドセンター
協 力:東京外国語大学多言語多文化共生センター

チラシ(pdf:6.8MB)

作品紹介

2018年 / 86分 / フィンランド / 英語、日本語、モンゴル語、中国語、韓国語 / 日本語字幕付き

【監督】Niklas Kullström & Martti Kaartinen
【脚本】Martti Kaartinen

【あらすじ】

言語学者でありながら初代駐日公使となったグスタフ・ラムステッド(Gustaf John Ramstedt)の足跡をたどりつつ、日本とモンゴルの過去と現在を行き来するドキュメンタリー作品。2018年モンテレイ国際映画祭(メキシコ):最優秀ドキュメンタリー賞、2019年ヤラ国際インディペンデント映画祭(ネパール):最優秀ドキュメンタリー賞ほか

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グスターフ・ヨーン・ラムステッド 初代駐日フィンランド公使

ramstedt_as_ambassador_in_japan映画「東方の記憶」の主人公でもあるグスタフ・ヨーン・ラムステッド(Gustaf John Ramstedt、1873- 1950)は、最初のフィンランドの駐日外交代表として1919年に来日しました。今日の日本とフィンランドの友好関係の礎を作ったのは彼であり、彼の高い日本語能力と人柄に拠るところが大きかったのです。ラムステッドは日本の皇室の方々ともとても懇意にしていました。と同時に、彼はとても庶民的で、相手の地位や経済的背景など関係なく、友情関係を築きました。そして言語と文化に対する飽くなき探究心を持っていました。こうした彼のストーリーは現代という舞台設定の中で作品の中で物語られます。

ラムステッドは共産圏になる前のモンゴルを訪れ、そこにつたわる詩や物語、寓話や歌を集め、モンゴルの文化に対する考察を書き残しました。彼の研究は現代においても、モンゴル語を学ぼうとする人の基礎となっており、彼がモンゴル語教育に果たした貢献の大きさは計り知れません。

「東方の記憶」はラムステッドの回顧録に基に、モンゴルと日本の過去と現在を往来します。映画のなかで、100年前の言葉をかたるラムステッドの声と現代とを連動させることで、時間という概念をより浮き彫りにし、現代という環境の中で過去を経験するという特異の体験を観るものに与えます。映画を通じ観客は過ぎ去った時代を生きた先人たちとつながり、そして同時に現代の私たちがいかに自然から切り離され、そのことによってどれだけの知恵が失われたかを知ることになります。

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映画について

「東方の記憶」とフィンランドの言語学者G・J・ラムステッドの思考の旅、19世紀後半の世界の思想や伝統をめぐる旅に焦点をあてたものです。ラムステッドが旅した世界は現在は進歩と実用主義に置き換えられてしまいました。

作品では、モンゴルから日本を過去、現在にわたって旅をします。そして、二つのパラレルな現実、過ぎ去りし世界と今日という時代のはかなさを映し出します。過去の伝統、自然、都市は形を変えてゆき、そこに生まれた孤独と義務感の葛藤。ラムステッドは、過去の証人であり、また私たちが現在を覗くための鏡でもあります。

トークセッション登壇者のご紹介

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マルティ・カルティネン監督

Martti Kaartinen

フィンランド生まれの映画製作者、脚本家。俳優として短編映画に主演した経験ももつ。本映画製作のために東京、モンゴル、中国に長期滞在。地域の人々との暮らしを体験した。現在はベルリンを拠点にジャーナリストとしても活躍。

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ニクラス・クルストルム監督

Niklas Kullström

フィンランド生まれの映画製作者、プロデューサー、メディアアーティスト。数か国で在住するなど海外経験豊富で、日本への留学経験もある。大学の講師や写真アーティストとしても活躍するなど、多彩な顔を持つ。

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アンナ=マリア・ウィルヤネン
フィンランドセンター所長

Anna-Maria Wiljanen, PhD

文化、学術、高等教育などの分野においてフィンランド・日本両国の協力促進に尽力するかたわら、ラムステッドの社会的ネットワークとそれが両国の関係に与えた影響を研究。美術史の博士号を持つ。

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春名 展生

東京外国語大学大学院国際日本学研究院准教授

国際政治・日本政治外交史専攻。本学国際日本学部で主に日本政治を教える。著書に『人口・資源・領土――近代日本の外交思想と国際政治学』(千倉書房、2015年)など。オウル大学(フィンランド)との学生交流協定担当者。

映画の日本語字幕とトークセッションの同時通訳

東京外国語大学大学院総合国際学研究科「日英通訳・翻訳実践プログラム」博士前期課程2年生6名。主に日々の実習を通し、日英両方向の実践的スキル向上を目指しています。今回の上映会では、3名が上映映画の日本語字幕を作成し、3名が当日上映後のトークセッションでの同時通訳を担当します。

字幕 : 植松久美子さん、佐久間敦子さん、前田貴陽さん
通訳 : 小倉杏奈さん、中野志保さん、平田慧さん
モンゴル語翻訳協力:国際日本学部1年アイベク・アイヌルさん

会場のご案内

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◆JR中央線「武蔵境」駅のりかえ  西武多摩川線「多磨」 駅下車  徒歩5分
(JR新宿駅から約40分)

◆京王電鉄「飛田給」駅北口より多磨駅行き京王バスにて約10分 「東京外国語大学前」下車

Google マップ

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キャンパスマップ

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お問い合わせ

東京外国語大学 総務企画課広報係( 土日祝をのぞく 9:00-17:00)
〒183-8534 東京都府中市朝日町3-11-1
Tel: 042-330-5150

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[東京外国語大学ウェブサイト]
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